「そちらへ伺います」はどう伝えるべき?間違えやすい英語表現を解説

毎週金曜日更新!通訳者・翻訳者をネットワークするテンナイン・コミュニケーション「朝時間.jp」のコラボ連載「通訳者さんに教わる♪朝のカンタン英語レッスン」。今話題のニュースに関する英語表現、英語や海外に関するトピックをご紹介します♪

「そちらへ伺います」と言いたいとき、英語でどう伝える?

取引先のオフィスへ向かう際など

「●●時にそちらに伺います」

と連絡することがありますよね。これを外国の方に英語で伝える際、ある「おなじみの動詞」を使ってしまうと、相手に誤解を与えてしまうかもしれません!

例えば「2時にそちらに伺います。」なら、英語ではどう表現するのが適切でしょうか?正解は

○ I’ll be there at 2:00.(=2時に伺います)

です。このように、I’ll be there (そこに行きます)という表現を使うのが自然です。

例)
Aさん:I’ll be there at around 10:00. (10時ごろにそちらに伺います)
Bさん:Okay, see you then! (了解しました。では後ほど。)

「伺う」=「行く」だから、と、以下の例文を思いついた方は…残念ながら間違いです。

× I’ll go there at 2:00.

I’ll go there at 2:00. と表現してしまうと、「2時につく」ではなく「そちらに向かって2時に出発する」という意味にとられてしまうことがあります。混乱のもとになりかねませんので注意しましょう。

***

伺う=行くというイメージから、日本人はつい go を使いがちです。「伺います」という時は、この違いをしっかり理解して、相手に伝えてみましょう!

(記事協力:テンナイン・コミュニケーション

☆この連載は<金曜日>に更新します。次回もどうぞお楽しみに…!

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