旅行やレジャーで車の利用が増えるお盆休みに相次いだ車のトラブル。原因の一つともいえる暑さはまだ続き、JAFは車両の事前点検などを勧めています。
お盆真っただ中の午前10時過ぎ。JAFのロードサービス隊に、最初の依頼が入りました。エンジンがかからないという男性からの依頼でした。現場に駆けつけると駐車場に一台の車が…。
<JAFロードサービス隊 鈴木匠さん>
「最後に車乗ったのっていつですか?」
<依頼者>
「きょう乗んないよ。4日ぐらい前かな」
<記者>
Q.お父さん車どうなっちゃたんですか?
<依頼者>
「バッテリーが上がっちゃったみたいでもって、エンジンがかからなかったんですけど、何回かやっているうちにかかった」
エンジンがかからなかった原因を探ります。
<JAFロードサービス隊 鈴木匠さん>
「カギの電池がなくなってくるとエンジンのつまみって回らなくなるんですよ」
エンジンが一時的にかからなかったのは、リモートキーの電池が原因だったようです。一件目の作業を無事に終えた鈴木さんですが…すぐさま、次の出動指令です。
<JAFロードサービス隊 鈴木匠さん>
「この時期ですとお盆で皆さん出かけられてて、車屋さんも長期休みに入っていますので、依頼の件数は多いですね」
静岡県焼津市の現場へ急ぎます。
<JAFロードサービス隊 鈴木匠さん>
「走行中に、スピードメーターのところにバッテリーの赤いランプがついてしまって、カーディーラーまで運んでほしいという依頼」
取材した日は静岡市で35℃を超える猛暑日。バッテリートラブルの原因は、暑さが関係しているといいます。
<JAFロードサービス隊 鈴木匠さん>
「夏場で暑いのでエアコンを使われると思うのですけど、バッテリーの方に負担がかかってしまって、バッテリーが上がる」
JAFによりますと、お盆時期の出動のおよそ3割はバッテリートラブルといいます。JAFは2年から3年の定期的なバッテリー交換に加え、愛車のコンディションをしっかり把握することが大切だと話しています。