30℃が涼しく感じる時代

週間予報で35℃が減ってくると、いよいよ秋の気配をうっすら感じるようになります。
一昔前の感覚なら、30℃を超えているうちはまだまだ真夏だったはずなのに。
「猛暑日」という言葉が使われるようになって、15年が経ちました。
35℃超えが当たり前の今、もはや30℃だと涼しいと言う人もいるほどです。
8月も下旬になり、時季的には暑さのピークは超えたと言っていいでしょう。
実際、東京の16日予報を見ても、35℃以上は予想されていません。
30℃が暑いか涼しいかは個人の感覚次第ですが、記録的に暑かった今年も、季節はちゃんと前進しているようです。

気象予報士・多胡 安那

画像について:東京の16日予報。

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