岡山県ユースサッカー20日開幕 県大会の出場権懸け熱戦

昨年の第30回大会地区予選で白熱した戦いを見せる選手ら

 サッカーの中学年代の岡山県王者を決める「2022山陽新聞カップ第31回岡山県ユース(U―15)選手権大会」(県サッカー協会、山陽新聞社主催、岡山県民共済特別協賛)の地区予選は20日、備前、備中、美作の3地区で一斉に開幕し、クラブ、中学校の垣根を越えた計94チームが挑む。

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 参加チームの内訳は備前が44、備中34、美作16で、県大会(9月17~19日・県補助陸上競技場ほか)の代表枠12(備前6、備中4、美作2)をトーナメントで競う。

 備前はファジアーノ岡山、Jフィールド岡山といった上位常連のクラブ勢が優勢。6組に分かれた予選は、ファジアーノや学芸館清秀中、旭東中が入ったA組が最激戦区だ。4組で争う備中は鷲羽FC、サウーディなどのクラブをはじめ、総社西中、倉敷北中も地力がある。美作はA組がヴィパルテ、B組はJフィールド津山が本命か。

 9月の県大会は県中学総体覇者の朝日塾中教校、日本クラブユースサッカー選手権(U―15)県大会を制したアルコバレーノのシード2チームを加えた14チームが出場する。

 大会は新型コロナウイルスの感染対策を徹底した上で開催。昨年は地区予選の開幕後に緊急事態宣言が県に発令され、初めて中止に追い込まれた。入学以来、コロナ禍に翻弄(ほんろう)され続けてきた現3年生。岡山ナンバーワンの座を懸けた集大成の舞台で力を解き放つ。

 (組み合わせはいずれも16日現在)

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