稲垣吾郎、「ほん怖」クラブのリーダーになって18年。「これからもライフワークに」

フジテレビ系では8月20日に土曜プレミアム「ほんとにあった怖い話 夏の特別編2022」(午後9:00)が放送。2004年から出演する稲垣吾郎が、番組への思いを語った。

実際に人々が体験した怖い話をリアルに描くリアルホラーエンターテインメント「ほんとにあった怖い話」(通称「ほん怖」)は、1999年にスタートし、心霊体験を基に心底怖いゾッとする恐怖と、その恐怖や不安に翻弄(ほんろう)されつつも立ち向かっていく人々の姿を描いてきた。「ほん怖」クラブリーダーを引き続き稲垣が務め、小学生を中心に構成されたクラブメンバーと共に恐怖体験を紹介していく。

19年から3年間はハロウィーンの時期にオンエアされたが、4年ぶりの真夏の放送に、稲垣は「秋の『ほん怖』もなじんできていたんですけど、本来は夏の風物詩として放送していたので、また夏に帰ってくることができてうれしいです。収録は今年一番夏らしい体験になりました(笑)。うだるような暑さの中でこういう背筋がゾクっとするような体験は、やっぱりしっくりきますよね」と手応え十分。

「ほん怖」クラブメンバーとの収録については、「8~10歳のメンバーが多いのですが、特に女の子は本当に大人と同じような意見を持っているんですよ。ピュアなのに、大人っぽいところもあって。その半面、子どもならではのつかみどころのないやりとりで翻弄(ほんろう)された部分もありました。今年は7人の『ほん怖』クラブメンバーが集まって、少しずつ本来の『ほん怖』が戻ってきたなと感じる部分もありますね。みんな心霊エピソードに対して、自分なりの言葉で語ってくれていたし、今回もいい心霊研究ができたと思います!」と語り、楽しんだ様子をうかがわせた。

ちなみに、自身にとっての“夏の風物詩”は花火ということで、「以前はよく、お祭りの花火を見に行っていました。花火が好き過ぎて全国のイベントを追いかけている花火マニアの知人がいて、その方がおすすめしてくれるお祭りに行くことが多かったですね。近場だと静岡・熱海にも行きました。ここ数年は行けていない状況が続いているので、来年以降はまた浴衣を着て行ければいいな」と期待を寄せ、「あと、夏になると洋服に足元は雪駄(せった)を合わせたりしているので、雪駄が気持ちいい気温になると夏が来たなって思いますね」とこだわりを明かす。

そして、放送に向けて「毎年の放送を楽しみにしている方が、本当に多いと実感しています。僕が『ほん怖』クラブのリーダーになって18年ほど。こんなに長く続けさせていただけるのは本当にうれしいですし、また今年も無事に放送できることがうれしいです。夏になると、どこに行ってもお化けの話を聞かれたりして…心霊専門家ではないんですけどね(笑)。でも、それぐらい認知されているということなので、『ほん怖』はこれからもライフワークとしてやらせていただきたいと思っています」と番組への愛着を口にした。

なお、今回番組では、神尾楓珠が新人警備員役を熱演する「非常通報」、岩田剛典が主演する王道ホラー「謝罪」、全寮制高校の女子寮を舞台にした乃木坂46・山下美月主演作の「一言のあやまち」、ももいろクローバーZ・高城れにが実際に体験したエピソードをドラマ化する「憑けてくる」、松本若菜主演で幽霊屋敷での恐怖体験を描く「遊び待つ」の5本のドラマを公開する。

© 株式会社東京ニュース通信社