名越哲平、右膝の再手術のため全日本ロード後半3戦を欠場。代役は榎戸育寛

 8月11日、ハルク・プロは、全日本ロードレース選手権のJSB1000クラスにSDG Honda Racingから参戦している名越哲平が右膝の再手術を行うため後半戦を欠場すると発表した。

 名越は3月7日に鈴鹿サーキットで行われた今季開幕前テストの際に、日立Astemoシケインで転倒を喫して右脚を負傷した。そのため、第1戦もてぎと第2戦鈴鹿2&4は欠場。第3戦オートポリスからは復帰して、第4戦SUGO、鈴鹿8耐でも戦った。

 しかし、負傷箇所の回復が予想以上に遅れており、「鈴鹿8耐でのテストとレースにおける現状も鑑みて、現時点においても未だライディングで100%のパフォーマンスを見込める状況になく、自然治癒も難しい箇所のため、チーム・ライダー・各関係者間で協議の上、負傷の右膝部の再手術を行うこと」を決めたという。

 完治に6カ月程度の期間を要するため、全日本ロードの後半戦となる第6戦オートポリス、第7戦岡山、第8戦鈴鹿MFJ-GPの3戦を欠場する。

 また、名越の代役として、同じくJSB1000クラスにフル参戦している榎戸育寛がSDG Honda Racingへと参戦チーム名を変更して、第6戦オートポリスから引き続きJSB1000クラスへ参戦することとなる。

JSB1000:名越哲平(SDG Honda Racing)/2022全日本ロード SUGO公開テスト1日目

■名越哲平
「まず初めに、今シーズンサポートしてくださってるスポンサーの皆様、応援して頂いてるファンの皆様、関係者各位の皆様、この様な形になってしまい誠に申し訳ございません。チーム、ホンダをはじめ各関係者の方と話し合い、僕のこれからのライダー人生を考えたときに早急に治療に入ることがベストだと考えこの様な形になりました」

「これから治療に入りますが、1日でも早く皆様の前に元気な姿で立ち、身体を万全な状態に戻し、今より強くなってサーキットに帰ってきます。その時はまた応援していただけると嬉しいです」

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