住民が決めた「魅力度ランキング」栃木県は42位 地元愛低い?

 民間調査会社のブランド総合研究所(東京都港区)は19日までに、全国47都道府県の住民を対象とした「住民による都道府県・魅力度ランキング」の調査結果を発表し、栃木県は42位だった。住民が「自分たちの居住地が魅力的かどうか」を評価したもので、今回が初の試みという。

 例年秋に発表され、話題となる「都道府県・魅力度ランキング」の回答者は全国消費者で、居住地を問わない。栃木県は2021年、前年の最下位から順位を六つ上げて41位だった。

 今回の調査は、15歳以上の男女を対象に今年5月20~26日、インターネットで実施。各都道府県の住民をそれぞれ約500人ずつ、計2万2973人から回答を得た。

 「お住まいの都道府県を魅力的だと思いますか」との質問に対し、「とても魅力的」「やや魅力的」「どちらでもない」「あまり魅力的でない」「全く魅力的でない」の5つから選択してもらい、それぞれを点数化して算出した。

 栃木県は36.3点の42位。恒例のランキング同様、自己評価でも恒例の40位台から脱却できず、地元愛あふれる県民にとっては残念な結果となった。

 群馬県は30位(42.4点)で、茨城県は45位(34.8点)だった。何かとライバル視される北関東3県だが、自己評価は群馬が他2県に差を付けた。1位は沖縄県(73.4点)で、最下位は徳島県(27.6点)。

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