秋葉警察署が新潟市秋葉区居住の50歳代男性から架空請求詐欺の被害届を認知、「インターネットサイトの登録料」など偽り約431万円を騙し取られる

秋葉警察署

秋葉警察署は19日、特殊詐欺(架空料金請求詐欺)被害の届出を認知し、現在捜査を進めている。

被害者は新潟市秋葉区居住の50歳代男性。7月22日ころ、男性のスマートフォンに送られてきたショートメールに記載された電話番号にかけると、金融会社職員を名乗る男から「インターネットサイトの登録料12万円が発生した。誤登録なら後で補填されるが一時的に支払わなければならない」などと言われた。

その後さらに「登録の際にウイルスが拡散した。保険を使って被害の弁償をしないといけない。保険料の支払いが必要だ」などと言われ、同日から7月31日までの間に複数回、相手が指定した口座に現金を振り込むなどして、合計約431万円をだましとられた。その後、男性は支払った現金の補填時期が先延ばしされたことを不審に感じて詐欺を疑い、警察に届けた。

秋葉警察署の担当者は「『インターネットの登録料金が未納だ』という言葉はまず疑ってかかってほしい。急に送られたショートメールに貼り付けられた電話番号やURLで連絡を取りたいという会社は、優良企業であればあり得ない。ショートメールに記載された連絡先に安易に連絡しないでほしい」と注意を呼びかける。

つづけて「今回のように『一旦料金を払い後で返ってきますよ』という言い方を詐欺犯はよくする。こういうことは、通常ではあり得ないので注意してほしい。違和感を感じたら警察または、家族や友人、知人など誰でもいいので相談してみてほしい」と話していた。

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