静岡県内では8月19日、新たに7100人が新型コロナウイルスに感染したことが分かりました。過去3番目の多さです。
感染者を自治体別に見ますと、静岡市で1432人、浜松市で1389人、富士市で589人、沼津市で373人などとなっています。
浜松市内の高齢者施設で2人の死亡が確認されました。
1日あたりの感染者数が7000人を超えたのは3日連続で、過去3番目の多さとなりました。
新たに発生したクラスターは6件で、このうち、静岡市葵区の介護保険施設では職員と入所者あわせて22人が感染しました。県全体の病床使用率は78.6%で、重症者用の病床使用率は27%となっています。
ただ、静岡県全体で727床しかないコロナ専用の確保病床と比較すると、すでにそれを上回る864人が入院している状態で、県は医療機関の疲弊は著しいと説明します。
<静岡県健康福祉部 後藤幹生参事>
「インフルエンザで2万人、3万人が外来にやってくるのは2〜3週間だが(いまのコロナ禍では)もう7週間くらい続いている状態」
静岡県は、感染対策とともに症状が風邪並みの場合は受診を控えるなど、適切な外来の利用を呼びかけています。