「リボーンアート・フェスティバル」20日から開催 東日本大震災被災地の活性化へ 宮城・石巻市を舞台に10月まで

宮城県石巻市で総合芸術祭「リボーンアート・フェスティバル」がら始まるのを前に、報道陣などに作品が公開されました。

「リボーンアート・フェスティバル」は自然を舞台にしたアート作品や音楽ライブ、地元の食材を使った料理などで構成される総合芸術祭です。

東日本大震災の被災地の活性化を目的に2017年に始まりました。

今回は、石巻市内の5つのエリアに22組のアーティストの作品が展示されます。

このうち、復興祈念公園の周辺エリアには今回のフェスティバルの目玉でもある川俣正さんが制作した「石巻タワー」がそびえ立っています。

前田記者「こちら石巻タワーという作品の制作途中のものです。現在の高さは7mほどですが、2年後のフェスティバル開催時には約3倍の高さになるということです。制作途中も見てほしいことから、このように開放しています」

かつて水産加工場の冷凍庫として使われていた場所には、高さ約6メートルの天使の像がたたずんでいます。震災当時、石巻を支援してくれた多くの人たちの姿をこの天使に集結させたといいます。

キュレーター和多利浩一さん「なかなか未来も悪くないなって思っていただける芸術祭になっていると思います。ぜひ楽しんで見ていってください」

「リボーンアート・フェスティバル」は8月20日から10月2日まで開催されます。

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