大和・1歳三男殺害で母親起訴 横浜地検、被告は容疑否認

横浜地検

 大和市の自宅で2017年、1歳5カ月の三男を窒息死させたとして、横浜地検は19日、殺人の罪で、母親(42)=次男への殺人罪で起訴=を起訴した。地検は認否を明らかにしていないが、捜査関係者によると被告は一貫して容疑を否認し「黙秘します」などと供述している。

 起訴状などによると、被告は17年4月5日、自宅で、同居する三男の鼻と口を何らかの方法でふさぎ、窒息させて殺害した、としている。

 県警などによると、三男の遺体に目立った外傷はなく、当時の司法解剖で死因は不詳とされた。しかし県警は、三男の死亡時の状況や遺体に不審な点があったことのほか、複数の専門家が窒息による低酸素脳症の疑いを指摘したため、死因が窒息死だったと判断。7月31日に被告を殺人容疑で再逮捕していた。

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