国道8号の片側通行区間、規制解除し全面通行 大雨被害の福井県南越前町

 大雨被害で片側交互通行となっていた国道8号の福井県南越前町大谷の約100メートル区間は8月20日午前0時、規制が解除され15日ぶりに全面通行が可能となった。国道の交通量を軽減するために実施していた北陸自動車道上り線一部区間の無料化も同時刻に終了した。

⇒福井県20日昼すぎから大雨恐れ

 国道8号は5日の大雨により南越前町内で路肩崩落が1カ所、土砂流入が4カ所発生。9日に同町桜橋交差点-敦賀市大比田交差点間約9.4キロの通行止めが解除されたが、片側交互通行区間が残っていた。

 一時は付近で10キロ以上の渋滞が発生。同じく通行止めとなっていた国道365号・476号の南越前町―敦賀市間が10日に開通し、迂回路として利用できるようになってからも断続的に渋滞していた。

 国土交通省近畿地方整備局と中日本高速道路では、国道8号の代替路として北陸道上り線の武生インターチェンジ(IC)―木之本IC、舞鶴若狭自動車道の一部を9日から無料化していた。

 北陸道下りの敦賀IC-今庄IC間の通行止め解除は8月末ごろの見通し。

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