エルサルバドル代表、美しき“透かし”デザイン!今こそ推したい「懐かしユニフォーム」

ちょっと懐かしのユニフォームをさらっと軽くご紹介する「Qoly × LFB Vintage」ブログのQoly版。

今回は透かしプリントが秀逸だったエルサルバドル代表のユニフォームを届けします。

エルサルバドル代表 2009 Mitre ホーム半袖

2010年南アフリカW杯・北中米カリブ海予選で使った2009年モデルのホームキット。美しいキットカラーと印象的な透かしプリントに、ユニフォーム好きが絶賛した一着でした。

エルサルバドルはこのW杯予選で最終ラウンドに進出。メキシコ、コスタリカ、アメリカ、ホンジュラス、トリニダード・トバゴという難敵揃いのなか6チーム中5位でフィニッシュとなり、残念ながら本大会出場は逃しています。

とはいえホームのメキシコ戦は2-1で勝利を収め、アメリカ戦は2-2の価値ある引き分け。格上相手に2つのホームゲームで勝ち点4を積み上げるという、ちょっとした番狂わせを起こしています。

そんなW杯予選で着ていたのは、デザインが印象的であり衝撃的だった2009モデル。透かしプリントが見事ですね。

エルサルバドルは太平洋に面した中米の国。海を思わせる青の美しさ、そして透かしで国章を描くデザインが秀逸です。

これがエルサルバドルの国章と国旗。キットカラーは国旗の2色で、青は「2つの海(太平洋とカリブ海)」、白は「2つの海に囲まれた国土と平和」という意味があるそうです。

...ですが。実はエルサルバドルは中米で唯一、カリブ海に面していない国。しかし国旗にはカリブ海の意味も含まれるので、これはどういうことなのかと軽く悩みます。

このユニフォームを手掛けたのは、イギリスのスポーツブランド「Mitre(マイター)」。ウェア類よりもサッカーボールで有名ですね。

ユニサプライヤーとしては世界的メジャーなクラブ・代表チームと契約してないため、1817年創業の歴史あるブランドにしては知名度が今ひとつですが、日本では水戸ホーリーホックや鹿児島ユナイテッドFCのサプライヤーだったこともあるブランドです。

見る者を一瞬で釘付けにする美しくも大胆なユニフォーム。エルサルバドルは90年代から美しいユニフォームをいくつも着ていましたが、なかでもこの2009年モデルは歴代最高傑作の呼び声も高い一着です。

そんなエルサルバドルの傑作ユニフォーム。「Qoly × LFB Vintage」で新品が入手可能です。

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