【大分】坊ガツル湿原で〝輪地切り〟

九重連山の坊ガツル湿原で、野焼きのための防火帯をつくる「輪地切り」が行われました。
標高およそ1200メートルに位置する坊ガツル湿原は、タデ原湿原とともにラムサール条約の登録湿地に認定されており、希少植物の宝庫です。
環境保全に取り組む「九電みらい財団」は、植生を守るために、毎年、野焼きを行っています。
20日は九電グループの社員や地元の人たちおよそ150人が参加して、野焼きの火が燃え広がることを防ぐための防火帯を作る「輪地切り」を行いました。
湿原を囲うように草を刈り、周囲4kmの防火帯を作りました。

中村直樹 九州電力執行役員大分支店長:「雄大な湿原を守るとともに、登山やキャンプで訪れる皆様が安心して大自然を満喫できるように、今後も継続して取り組んでいきたい」

来年3月、湿原に火を放って野焼きが行われます。

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