岡山市内10カ所 サプライズ花火 JCが1.1万発 地域を元気に

岡山市の夜空を鮮やかに彩ったサプライズ花火(20秒露光の8枚を合成、山陽新聞社屋上から)

 20日開幕した「おかやま桃太郎まつり」を盛り上げ、新型コロナウイルス禍の地域を元気付けようと、岡山青年会議所(JC)は同日夜、岡山市内10カ所で同時にサプライズ花火を打ち上げた。

 人の密集を避けるため告知をせずに開催。午後7時半から約15分間、児島湖花回廊(同市南区築港栄町)や笹ケ瀬川河川敷(同市北区今保)、旭川河川敷(同市中区平井)、同市東区東平島地区などで計1万1千発を一斉に上げ、色とりどりの大輪が夜空を彩った。

 音を聞き、家族で花回廊近くまで眺めに来ていた同市立南輝小1年の男児(6)は「でかくてすごくきれい」と笑顔。母親の会社員(36)は「久しぶりの花火に感動した」と話した。

 岡山県内の約80社が協賛し、21日に紙齢5万号を迎える山陽新聞社も協力。本社ビル(同市北区柳町)の壁面には20日夜、「紙齢49,999号 山陽新聞」の文字も投影された。

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