気象庁は、福井県で災害につながるおそれがある猛烈な雨が降ったとみられるとして、記録的短時間大雨情報を発表した。
【記録的短時間大雨情報 1時間雨量】
福井県
坂井市付近 約80ミリ(午前0時10分)
前線を伴った低気圧が日本海を東に進み、21日(日)朝にかけて低気圧は東北地方を東進し、前線が本州付近を通過する見込み。
低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、北陸では大気の状態が非常に不安定となる。
北陸では、21日明け方にかけて雷を伴って1時間に30ミリ以上の激しい雨が降る見込みで、土砂災害に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫にも注意・警戒が必要となる。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意したい。
■記録的短時間大雨情報とは
1時間に80ミリ以上の猛烈な雨を観測または解析し、さらにその地域にとって数年に一度程度しか発生しないような大雨である場合に発表される情報。周辺地域では、土砂災害や河川の増水など、災害の危険性が高まっているため警戒が必要となる。