雨を吹き飛ばす大迫力の和太鼓、3年ぶり祭典に歓喜 福井県越前町で「O・TA・I・KO響2022」

越前町内外の和太鼓楽団が迫力あるステージを披露した「O・TA・I・KO響」=20日午後6時15分ごろ、同町下河原のオタイコ・ヒルズ

 福井県越前町織田地区の和太鼓の祭典「O・TA・I・KO響2022」は8月20日、同町下河原のオタイコ・ヒルズで開かれた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催は3年ぶり。時折打ちつける雨を吹き飛ばすように、町内外の和太鼓楽団が迫力に満ちたステージを披露し、待ちわびたファンを熱気に包んだ。

 ステージは、劔神社ゆかりの郷土芸能「明神ばやし」の力強い音色で幕開け。メインイベントには地元の「O・TA・I・KO座 明神」が登場し、シンボルの大太鼓「明神」を中心に息の合った力強い演奏を届けた。ゲスト奏者の山田純平さん(愛知県西尾市)と木村優一さん(神戸市)が、それぞれ率いる和太鼓楽団も圧巻のパフォーマンスを披露。真夏の祭典を盛り上げた。

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 感染拡大防止のため、入場は事前予約の2千人に限定。鑑賞エリアを分けるなどの対策を取った。

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