アカボウクジラ、25年ぶり確認か 小田原の海岸に死骸 体長5.7メートル

海岸に打ち上げられたアカボウクジラ=小田原市石橋

 小田原市石橋の海岸でクジラの死骸が打ち上げられていたことが21日、分かった。県立生命の星・地球博物館(同市)によると、深海に生息するアカボウクジラとみられ、県内ではここ25年ほど海岸への座礁や漂着は確認されておらず、珍しいケースという。

 同館によると、クジラは体長5.7メートルで、成熟した雄。20日午前9時半ごろ、石橋漁港周辺で釣り客が岩場に打ち上げられたクジラを発見し、近くのダイビングショップが市に通報。県が波に流されないようロープでつないだ。

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