熱気と感動「桃太郎まつり」閉幕 うらじゃ演舞 観衆一体の総おどり

ダイナミックな演舞を披露した踊り連のパレード=岡山市・市役所筋

 「第22回おかやま桃太郎まつり」は最終日の21日、岡山市中心部の市役所筋を主会場に、伝説の鬼神・温羅(うら)にちなんだ「うらじゃおどり」を繰り広げた。蒸し暑さの中、初日の20日と合わせて52の踊り連、総勢2500人が大汗をかきながら躍動。フィナーレの総おどりには沿道の観衆も加わり、3年ぶりに開催された真夏の祭典は熱気と感動に包まれて幕を閉じた。

【写真館】桃太郎まつり

 市役所筋は交通規制され、踊り連によるパレードの舞台に。新型コロナウイルス対策で密を避けるため、従来は歩道のみだった観客ゾーンが車道の一部にも拡大された。奇抜なメークに華やかな衣装をまとった“鬼”たちは、先導車のスピーカーから響く「うらじゃ、うらじゃ」の曲に乗ってダイナミックに舞い踊り、大勢の市民らを魅了した。

 クライマックスの総おどりは午後7時半過ぎから始まり、マスクを着けた踊り手と観衆は一体となって乱舞し、久しぶりの祭りムードを笑顔で満喫していた。

 市役所筋に面した山陽新聞社さん太広場(同市北区柳町)では、前日に続いて「ファミリーフェスタ」を開催。ヒーローショーやSDGs(持続可能な開発目標)が学べるパネル展示などがあり、詰め掛けた親子連れらの人気を集めた。

 まつりは岡山県、岡山市、岡山市連合町内会、岡山商工会議所、岡山青年会議所、おかやま観光コンベンション協会、山陽新聞社、RSK山陽放送、岡山放送、テレビせとうちでつくる運営委員会の主催。

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