40歳女性 子供に会いたい一心で、家庭支援局で立てこもり事件を起こす 「ドライビング・バニー」予告

9月30日より劇場公開される、第20回トライベッカ映画祭で審査員特別賞を受賞した映画「ドライビング・バニー」の、予告編が公開された。

予告編では、子供に会いたい一心で、家庭支援局での立てこもり事件を起こすまで突っ走ってしまったパワフルなバニーの姿が、ユーモアを交えて描かれている。車の窓拭きをして生活費を稼ぎ、幼い娘の誕生日までには家族で一緒に暮らしたいと奮闘するバニー。一方で、継父に言い寄られている複雑な家庭環境に置かれている姪(めい)のトーニャ。社会的な弱者であるふたりが寄り添い、一緒に逃避行を始める姿などが映し出されている。

「ドライビング・バニー」は、離れて暮らす幼い娘を思う40歳のバニーを描いた作品。ある事情から妹夫婦の家に居候中のバニーは、娘とは監視付きの面会交流しかできない。そんなバニーの夢は、娘の誕生日までに新居へ引っ越し、家族水入らずの生活を再開させることだった。ある日、妹の新しい夫ビーバンが継娘のトーニャに言い寄る光景を目撃する。カッとなったバニーはビーバンに立ち向かうものの家をたたき出されてしまう。そしてバニーは、救い出したトーニャとともに、ルールもモラルも完全無視の“子ども奪還作戦”に突っ走り、家庭支援局で立てこもり事件を起こす。

主人公バニーを演じ、経済的弱者が普通の家庭生活を送りたいと願う姿をユーモアと茶目っ気たっぷりに体現したのはエシー・デイヴィス。「ベイビーティース」や、夫のジャスティン・カーゼル監督作品「ニトラム」でオーストラリア・アカデミー賞の助演女優賞を受賞した女優だ。そして、「ラストナイト・イン・ソーホー」などのトーマシン・マッケンジーが、バニーの姪(めい)であるトーニャを演じている。

【作品情報】
ドライビング・バニー
2022年9月30日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国公開
配給:アルバトロス・フィルム
© 2020 Bunny Productions Ltd

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