バド少年男女が本大会へ ソフトテニスも2種別代表権獲得 国体九州ブロック大会

2種別で本大会出場を決めたバドミントン勢。1位通過した少年男子の奥野(瓊浦高、右)と第4代表をつかんだ少年女子の工藤・宮平組(諫早商高)=熊本県八代市、八代トヨオカ地建アリーナ

 栃木国体の出場権を懸けた第42回九州ブロック秋季大会第2日は21日、熊本県内各地で12競技が行われ、長崎県勢はバドミントンで瓊浦高単独の少年男子(2枠)が1位、諫早商高単独の少年女子(5枠)が第4代表決定戦を制して本大会出場を決めた。
 ソフトテニス勢も少年男子(2枠)が2位、成年女子(4枠)が3位で代表権を獲得。アーチェリー少年男子(4枠)も3位でブロックを突破した。ライフル射撃勢は3位に入った成年男子ライフル伏射60発(3枠)の岩﨑俊(チョープロ)をはじめ、3人が代表権を手にした。
 一方、活躍が期待されていた剣道(各3枠)勢は、少年男子と少年女子が4位、成年女子も5位で落選。アーチェリーの成年男子と成年女子(各2枠)も、それぞれ3、4位で本大会へ進めなかった。
 第3日は22日、熊本県内各地でサッカーの3種別を実施する。

◎バドミントン 少年男子・堂々の1位通過/少年女子・初戦惜敗も修正

 バドミントンの少年勢がしっかりと結果を出した。四国インターハイ男子団体を制した瓊浦高単独の少年男子(2枠)は堂々の1位通過。諫早商高単独の少年女子(5枠)も初戦こそつまずいたが、修正して本大会出場権を手にした。
 少年男子は初戦から1ゲームも落とさず、熊本との第1代表決定戦に進出。まずはダブルスの櫻井・南本組が「いつも通りに戦って次につなげたい」と21-19、21-7で快勝すると、シングルスの奥野も「向かってくる相手に気持ちで負けないように」と攻めの姿勢を貫いてストレート勝ちした。林監督(瓊浦高教)は「エースをぶつけてくるシングルスで奥野が頑張ってくれた結果」と勝因を挙げた。
 少年女子は6月の全九州大会決勝で勝っていた佐賀女高単独の佐賀に初戦で惜敗。第4代表決定戦に回ったが、ここから持ち直した。主将の宮平が「準備が足りていなかった」と振り返ったように、一人一人が課題を再確認。迎えた鹿児島との最終戦は、ラケットをしっかり振ってショットの質を上げ、2-0で勝ちきった。西山監督(諫早商高教)は「分析されている中でその上をいけた」と及第点を与えた。
 約1カ月半後、両チームは今季の集大成となる本大会の舞台に立つ。「体と気持ちを一から立て直して10月を迎えたい」(林監督)、「自信を持ってやってほしい。日々の練習でどれだけ追い込めるかが大事」(西山監督)。バドミントン勢は秋も「チーム長崎」の主役になってくれそうだ。


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