【OTC医薬品】2022年7月の市場、ここ5年で最大に/コロナ第7波で総合感冒薬等が伸長/インテージ調べ

【2022.08.22配信】2022年7月のOTC医薬品市場が、ここ5年で最大であったことが分かった。インテージヘルスケアによる調査結果。コロナ感染の第7波の影響で、総合感冒薬や口腔用薬、鎮咳去痰薬などが伸長。いずれもコロナ禍の直近3カ年の7月で最も高水準の実績だった。

インテージヘルスケアの「2022年7月度OTC医薬品(一般用医薬品)市場概況」は以下の通り。

OTC医薬品市場は前年比108.3%であり、 5年指数は104.7で過去5年間で最も高い。「5年指数」は、過去5年間の7月の販売金額の平均を100とした場合の指数。

当月プラスの主な要因は、新型コロナ感染症の第7波感染拡大に伴う以下薬効が好調だったため。
・総合感冒薬
・口腔用薬
・鎮咳去痰剤
・うがい薬
・葛根湯
これらは、いずれもコロナ禍の直近3カ年の7月で最も高水準の実績だった。

加えて検査薬、解熱鎮痛剤もさらに販売水準が上昇。
手指消毒剤も21年1月度以来18ヶ月ぶりに対前年プラスになった。
ミニドリンク剤では滋養内服系製品、ドリンク剤ではゼリータイプ製品も好調で、感染拡大に伴う自宅療養機会の増大の影響がうかがえた。

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