岡山県 救急医療のひっ迫が深刻 知事「医療提供体制の破綻も懸念」〈新型コロナ〉

岡山県の伊原木知事は医療体制の破綻が懸念されるとしています。新型コロナウイルスの感染拡大が続く岡山県で救急医療のひっ迫が深刻です。

岡山市消防局によりますと、4回以上搬送を断られるなど救急搬送が困難だった件数は8月に入って14日までで45件にのぼり、その前の2週間と比べて3倍に増えています。

(岡山県/伊原木隆太 知事)
「土曜・日曜・祝日の発熱外来と救急外来は常にひっ迫しており、医療提供体制の破綻も懸念されます」

増え続ける感染者。岡山県は新型コロナ対策を中心とした約21億円の9月補正予算案をまとめました。

休日の発熱外来を設置する医療機関を支援するために6億3700万円、高齢者施設などの職員への集中的な検査に約4億7900万円を盛り込んでいます。

(岡山県/伊原木隆太 知事)
「発熱やのどの痛みなどで軽症の場合は日中にかかりつけ医や発熱外来を受診するようお願いします。特に救急車の利用は真に必要な場合に限ることを改めてお願いしたい」

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