国際高専4年生、小規模農家向け小型自動トラクターの研究開発加速

株式会社リバネスとサンケイエンジニアリング株式会社は、「第4回リバネス高専研究費Garage Ota賞」の採択者である国際高等専門学校4年生・畠中義基さんを対象としたインターンシップを実施した。

8月11日から8月19日まで、サンケイエンジニアリングが運営するGarage Otaで行われたもの。畠中さんは、研究費採択となったテーマを加速させるため、ハードウェア開発の観点だけでなく、既存技術分析、ユースケース・ビジネスモデル検討も並行し、社会実装に向けて多面的に構想したという。

(以下、プレスリリースより引用)

  • 採択テーマについて
  • 採択者:国際高等専門学校 国際理工学科4年 畠中 義基さん
  • 研究テーマ:小規模農家向け小型自動運転耕運機の試作と検討
  • 研究概要:近年、農業の後継者不足と高齢化に伴い農業機械の自動化が注目されていますが、小規模農家向け小型農業機械については自動化が行われていないのが現状です。
    現在の農業機械は大型であるため、小規模農家にとって維持、管理費や導入費など費用面での負担が大きいだけでなく、高重量な農業機械により土壌が圧縮され土壌の豊かさが失われているという事例も報告されています。
    農業用ハウスを利用した栽培には、耕転の際に手押しの耕運機もしくはトラクターが使われていますがハウス内での旋回等がしにくく不便であり、手押しの耕運機は人力を使うため、高齢の農家にとって負担が大きいことが指摘されています。農地で稼働する小型自動トラクターを実現すべく、コア技術である新たなロータリーと自動耕運制御技術の研究開発を目指します。

▶︎学校法人金沢工業大学 国際高等専門学校

© 株式会社プロニュース