民話絵本の原画展開催 31日まで串本のジオパークセンター

地域の民話を紹介した絵本の原画展(和歌山県串本町潮岬で)

 和歌山県串本町潮岬の南紀熊野ジオパークセンターで、同町の橋杭岩や鯛島、古座川町の河内島にまつわる民話を描いた絵本の原画展が開かれている。31日まで。

 絵本の題は「南紀熊野の民話 橋杭岩の立岩伝説 鯛島と河内島」(カラー刷り26ページ)。二つの民話を収録しており、南紀熊野ジオパーク推進協議会が制作した。文章はそれぞれ、串本弁と古座弁が使われている。

 絵本は5月、南紀熊野ジオパークエリア内の小学校、特別支援学校、保育所、幼稚園などに配布。絵本の内容は推進協議会ホームページにも掲載している。

 18点の原画を展示している。岩の上に紙を置き、鉛筆でこすりつけて質感を出す技法で描くなど、さまざまな工夫を凝らしている。

 開館時間は午前9時~午後5時で、入館は無料。問い合わせは、同センター(0735.67.7100)へ。

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