高専生が社会課題の解決に挑む第3回インフラテクコン一次審査の結果発表

11チームが最終審査へ!公園・水道・橋梁などなど、今年もワクワクするアイデアが目白押しです

ニュースリリース
関係者各位
2022年8月22日
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3 回インフラテクコン 一次審査の結果発表 最終審査に進む 11 チームを決定! ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
インフラマネジメントテクノロジーコンテスト実行委員会は、高専向けコンテスト「第 3 回インフラ
マネジメントテクノロジーコンテスト 2022」(インフラテクコン)の一次審査を行い、エントリーした
19 チームのうち、最終審査に進出する 11 チームを決定いたしました。
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一次審査通過チーム
※エントリー順
※全文はインフラテクコンのホームページよりご覧いただけます。
https://infratechcon.com/team/

チーム名:もとす防衛隊(岐阜高専)
提案名:公園整備を間伐材で!一石十鳥!?
提案概要:岐阜圏域での森林面積が1位の本巣市において、間伐材を利用した公園整備を行うことによって森林機能の発揮を促進し、地球温暖化を防止する。間伐から間伐材利用までを地域内で完結させることで,地域内循環型社会や地域住民への啓発による地球温暖化への興味関心の促進にもつなげる。

チーム名:オイスター☆ディザスター(呉高専)
提案名:牡蠣殻の可能性を信じる
提案概要:「地域問題と水インフラを掛け合わせた地域密着型インフラ」をコンセプトとし地域問題である牡蠣殻(廃棄物)を活用して、下水処理に必要な電力の大幅な削減と、藻類槽を活用した魚の養殖、処理水による作物生産のシステムを提案する。

チーム名:チームぽんぽんぽんきち2.0(旭川高専)
提案名:上下水道3Dプラットフォームから始める「スマート・ライフライン」
提案概要:「紙図面からの3D上下水道管の作成機能」「デジタル図面からの3D上下水道管の作成機能」「3D上下水道管の表示機能」「現場における3D上下水道管の登録機能」を持つ上下水道3Dプラットフォームにより、上下水道管など地中インフラを一元管理できる「スマート・ライフライン」を提案する。

チーム名:TM.KASSY(石川高専)
提案名:ハイちゃんつなぐんです
提案概要:空き家の増加と、災害発生時に小規模な道路は復旧が遅いという課題の解決方法を提案する。空き家処分等によって発生した廃材を再利用して簡易的な道路をつくり、災害への早期復興を目指す。

チーム名:KCCT(神戸高専)
提案名:プラズマアクチュエータによる鉄道車両走行時の燃費向上
提案概要:鉄道車両の一部改修による燃費向上の手法を提案する。プラズマアクチュエータと呼ばれる次世代の気流制御デバイスを用いることで、車両走行時の空気抵抗を抑制し、安価に、そしてコンパクトに鉄道車両の燃費向上を目指す。

チーム名:砂防with折紙(福井高専)
提案名:日本最古の透過型砂防堰堤の発見と新しい遊水池の計画手法の提案
提案概要:戦国時代の城下町として栄えた福井市の一乗谷の3Dモデルと流体数値シミュレーションCFDを用いて、かつて敵からの襲来を防ぐため建造された上城戸(土塁)の洪水対策の効果を明らかにする。また、透過型砂防ダムと遊水池を組み合わせた新たな地下貯水システムを提案する。

チーム名:スマートヒートポンプ(福井高専)
提案名:水力を使った冷暖房システムと冷蔵庫
提案概要:水力を利用した冷暖房システムと冷蔵庫を提案する。国内に分散する小水力をそのままヒートポンプに利用することによって、多くの熱エネルギーが利用できる。

チーム名:Parkっと!プロピュア(徳山高専)
提案名:次世代のCo-縁(公園)、その名もハコーエン
提案概要:廃棄物として増え続けることが想定される“電話ボックス”を活用し、身近なインフラである公園に新たな価値を生み出す。写真スポットに変身させたり、防災拠点としての物資保管庫として活用することで、地域のコミュニティを形成し、地域の人々の縁を結びつける。

チーム名:けんせつ野郎&小町(徳山高専)
提案名:いつでも、どこでも、何度でも。~フラNaviによる現場見学のすゝめ~
提案概要:現場見学を通じてインフラ人材を確保・育成するための現場見学総合情報サイト(通称:フラNavi)を提案する。見学回数や内容に応じたポイントを付与することで、自学自習を促すとともに、地域の企業・官公庁のPR、地元の学生との交流、現場の士気向上などにつなげる。

チーム名:Be-Mice(長岡高専)
提案名:はしおし!
提案概要:「はしおし」は、様々な世代に建設業界やインフラメンテナンスに興味を持ってもらうために開催する市⺠向けの体験型イベントである。

チーム名:Geszon(長岡高専)
提案名:「え、送料安くね!」「そりゃ、Geszonだから!?」
提案概要:都市部に張り巡らされた下水道を利用した全く新しい物流システムを提案する。主に雨水管の中にAmazonの倉庫のようなものを構築し、ロボットやレール、ベルトコンベヤーなどでモノを輸送する。渋滞がなく、物流が高効率化されてCO2排出量を抑制でき、管路使用料を下水道の維持管理費に充当できる。
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■今後の予定
10月31日(月) 最終審査・自由参加枠 資料提出締切
11月11日(金) 作品公開
12月21日(水) 最終審査 結果発表
2月24日(金) 高専インフラテクコン交流会 (都内でリアル開催の予定)

なお、最終審査に進めなかったチームが本戦外で最終作品を競う自由参加枠を設けています。参加チームは随時サイトに掲載いたしますので、インフラテクコンのホームページをご確認いただけますようお願いいたします。

■その他の関連イベント
社会インフラテック2022(2022年12月7日(水)~9日(金)、東京ビッグサイト)にて
自治体・団体・アカデミックゾーンに参加を予定しています。