台風9号、台風10号　同時に発生

23日（火）は、沿海州付近の前線を伴った低気圧が発達しながらサハリン付近に進み、低気圧からのびる前線が北日本を通過します。このため、北日本では雨の降る所が多く、雷を伴って激しく降る所もある見込みです。特に、北海道では、大雨になる所もあるため、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意し、竜巻などの激しい突風にも注意してください。
東～西日本や南西諸島は、南からの暖かく湿った空気の影響により雲が広がりやすく、所々でにわか雨や雷雨があるでしょう。
なお、22日（月）正午に、フィリピンの東で台風9号「マーゴン」、南鳥島近海では台風10号「トカゲ」が発生しました。この二つの台風は、ともに日本付近には近づかない見通しですが、念のため、今後の台風情報を確認するようにしてください。

（気象予報士・吉田 信雄）

画像について：23日午前9時の予想天気図。