広島電鉄・宮島線 開業100周年 沿線の街づくりにも

広島電鉄の宮島線が22日、開業から100年となりました。宮島線は、観光客を運ぶだけでなく、広島市西部地域の「街づくり」にも深くかかわってきました。

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広島電鉄の宮島線の列車には、22日から記念のシンボルマークが掲出されています。

数字の100を現すシンボルマークには、先月2日に開業した新しい宮島口駅の駅舎と、最新型車両「グリーンムーバーエイペックス」がデザインされています。

宮島線は、1922年の8月22日、現在の広電 西広島駅から草津駅までが開業しました。1931年に宮島口駅までの全線が開業しました。

広島電鉄の前身の会社が、沿線に住宅地などを開発して、利用者の増加を図ってきました。また、沿線には遊園地も作られました。

こちらは、84年前の映像。現在の広島市佐伯区にあった「楽々園遊園地」です。当時の広島瓦斯電軌が開発しました。

楽々園遊園地が閉園しても沿線には新たな遊園地ができました。「広島ナタリー」です。宮島対岸の海沿いにある施設は、夏は巨大なプール、冬はスケートリンクと、多くの人たちでにぎわいました。

観光客を宮島に運ぶだけでなく、休日を楽しむ地元の人たちの足としても利用されてきました。昨年度の利用者は1269万人…。

広島電鉄は今後、100周年を記念したグッズを販売したり、イベント開くことにしています。

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