米有名俳優 「ブラック・アダム」と「シャザム!」混在企画を2作品を分けるよう進言していた

米俳優ドウェイン・ジョンソン(50)が、当初一緒であった『ブラック・アダム』と『シャザム!』の話を分けるよう進言していたという。DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)製作の新作映画『ブラック・アダム』でタイトルロールの主役を演じているが、悪役ブラック・アダムだけの映画の実現には自分にも一部責任があると明かした。

ヴァニティ・フェア誌のインタビューでドウェインはこう語る。「映画の最初の下書きが私達に届いた時、『ブラック・アダム』と『シャザム!』という二つの起源をもつ話のコンビネーションの映画だった」「それほど驚きはしなかった。でも読んだ時、直感的に『こんな風に映画は作れない。これはブラック・アダムに酷い仕打ちをすることになる』と思ったんだ」

ドウェインはこのアンチヒーローだけを中心にそえた映画にすることを心に決めたそうで、その意見を進言する電話をかけた時を振り返りこう続けた。「『私の考えをここで共有しなければならない』と言ったんだ。誰もが『これは素晴らしい脚本だ。これで映画を作ろう』と思っていた。だから『「シャザム!」だけの映画を君たちのやりたいトーンで作ったら良いと本当に思う。我々も「ブラック・アダム」を別にやるから』って言ったんだ」

ドウェインは以前に『ブラック・アダム』は新しい時代をDCエクステンデッド・ユニバースにもたらすだろうと予告編の中で示唆しており、「映像は我々のトーンを反映したものだ。映像は違ったものを作りたい監督、破壊的な映画をつくりたいという監督、一方でDCユニバースに振り子のようなスウィングをもたらしたかった監督のビジョンの反映だ」と語っていた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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