「水がきれいな海水浴場」でランキングトップながら、被害を受けた静岡県沼津市の大瀬海水浴場も週末、賑わいました。
週末の8月20日「熱海サンビーチ」は多くの人で賑わいました。2021年は7月に発生した土石流災害の影響で、静岡県熱海市内3つの海水浴場はすべて営業しませんでた。2年ぶりのオープンとなった2022年は、2020年の同時期と比べても1万4600人ほど多い、4万人が訪れるなど、回復傾向です。
<東京から来た客>
「楽しすぎて(熱海を)離れることができるのかなって」
一方、静岡県沼津市の大瀬海水浴場でも多くの客が海水浴やダイビングを楽しみました。
<撮影者>
「すごい勢いで泥水が流れてます」
7月下旬、近くを流れる大瀬川が溢れ、大量の土砂が流れ込んだ大瀬海水浴場。7月19日から3日間、営業を見送りました。
土砂が撤去された浜から順次営業を再開し、7月31日には全面で遊泳が可能に。2021年に比べ、多い日では1.5倍近い海水浴客が訪れているそうです。
<掛川から来た家族>
「(ここの海が)シュノーケルに向いていると聞いたので、よかったです。もとに戻って」
<コモ大瀬崎オーナー 杉山善一さん>
「(海は)災害がある前と同じような状況になっているので、こういう風に人が来てくれるのは嬉しい」
雑誌社が2022年発表した「水がきれいな海水浴場ランキング」でも1位にランクインした大瀬海水浴場。大量の土砂を運んだ大瀬川の護岸工事が進められていますが、関係者が望むのは土砂災害のない夏休みです。