【新型コロナ】静岡県内感染で高止まり「新学期始まると学校の中で増えるのでは」と医療現場の懸念

感染者の高止まりが続く中、医療機関のひっ迫は続いていますが、ここに来て新たな懸念も浮上しています。

<野田栞里記者>

「午前の診療は12時で終了ですが、12時半の今も、駐車場には診察を待つ患者たちが待機しています」

22日も医療機関は、新型コロナの対応に追われています。静岡県浜松市中区の小児科チルドレンクリニックでは、午前だけで46人が発熱外来を受診しました。

<受診に来た人>

「2時間くらい待っています。(子どもが)熱が高くて辛そうなので長時間待つのは大変ですけど、しょうがないですね」

休み明けの月曜日は受診する人が増える傾向にあり、どうしても待ち時間が長くなります。

<チルドレンクリニック 辻徹院長>

「今がピークになって欲しいという思いはあります。ただ、今はお盆で集まって感染して患者数が減らない」

医療現場ではこの先起こり得る、あることを懸念しています。

<チルドレンクリニック 辻徹院長>

「来週から新学期が始まる、また学校の中で感染者が増えるということになると、ピークがまだダラダラ続くのかなと。まだ横ばいでというような感じがしています」

今後、ケンタウロスと呼ばれる新たな変異株が広がる危険性もあり、収束は見通せない状況が続きます。

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