クエト、ゴールドシュミット、プホルスのベテラン3選手が週間MVP

日本時間8月23日、レギュラーシーズン20週目の週間MVPが発表され、アメリカン・リーグはジョニー・クエト(ホワイトソックス)、ナショナル・リーグはポール・ゴールドシュミットとアルバート・プホルス(ともにカージナルス)が選出された。クエトは3度目、ゴールドシュミットは6度目(うち今季3度)、プホルスは13度目の受賞。ホワイトソックスからの選出は昨年5月のホセ・アブレイユ以来、カージナルスの選手による受賞は2週間前のノーラン・アレナド以来となった。

36歳のクエトは2試合に先発していずれも8イニング以上を投げ、2勝0敗、防御率0.54の好成績をマーク。6月最後の登板から10試合連続クオリティ・スタートを継続しており、今季ここまで18試合(うち17先発)に登板して6勝5敗、防御率2.58と安定した活躍を見せている。防御率2.58は100イニング以上を投げている投手のなかではメジャー全体で9位の数字。17先発のうち、自責点4以上の登板はわずか1度だけである。

34歳のゴールドシュミットは6試合に出場して打率.542(24打数13安打)、3二塁打、3本塁打、11打点、OPS1.613の好成績をマーク。同一シーズンに3度の受賞は1998年のマーク・マグワイアと2006年のクリス・カーペンターに続いて球団史上3人目の快挙となった。打率.340はリーグ1位、31本塁打はリーグ2位、100打点もリーグ2位につけており、ナ・リーグでは1937年のジョー・メドウィック(カージナルス)以来となる三冠王の可能性も残している。

42歳のプホルスは5試合に出場して打率.615(13打数8安打)、3本塁打、7打点、OPS1.974の好成績をマーク。自身初の代打グランドスラムを放つなど、通算本塁打数を692まで伸ばし、史上4人目となる通算700本塁打達成に向けて期待が高まっている。通算塁打数は6144となり、カージナルスの大先輩であるスタン・ミュージアルを抜いて歴代2位に浮上。週間MVPを受賞するのはエンゼルス1年目の2012年8月以来10年ぶり13度目だが、これはミゲル・カブレラ(16度)、マニー・ラミレス(16度)、バリー・ボンズ(15度)、フランク・トーマス(14度)に次ぐ歴代5位タイの受賞回数である。

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