ドジャースがマンシーと契約延長 1年1350万ドル+オプション1年

日本時間8月23日、ドジャースはマックス・マンシーと1年1350万ドル+球団オプション1年(1000万ドル+出来高)で契約延長したことを発表した。現在31歳のマンシーは2020年2月にドジャースと3年契約を結んでおり、来季の契約は年俸1300万ドルの球団オプションとなっていたが、今回の契約がそれに置き換わる形となる。「ロサンゼルス・タイムズ」のジャック・ハリス記者によると、今回の契約の球団オプションにはバイアウトは設けられていないようだ。

マンシーは現地時間8月25日に32歳の誕生日を迎えるため、「MLBトレード・ルーマーズ」は「今回の契約延長はマンシーにとって少し早い誕生日プレゼントになった」と伝えている。アスレチックスで大成できず、2017年4月にマイナー契約でドジャースに拾われたマンシーは、2018年に35本塁打と突如ブレイク。翌2019年にも35本塁打を放ってオールスター・ゲーム初選出を果たし、前年の活躍がフロックでないことを証明した。

新型コロナウイルスのパンデミックの影響で短縮シーズンとなった2020年は打率.192、12本塁打、27打点、OPS.720と苦しんだが、昨季は自己最多の36本塁打を放って自身2度目のオールスター・ゲームに選出されるなど復調。ところが、今季はここまで99試合に出場して打率.190、16本塁打、47打点、OPS.711と再び極度の不振に苦しんでいる。

ただし、8月に限れば16試合の出場で打率.328(58打数19安打)、5二塁打、7本塁打、15打点、OPS1.185の好成績をマーク。復調の兆しを見せていることが契約延長の後押しとなった可能性はある。シーズン35本塁打以上を3度記録している長距離砲でありながら、一塁、二塁、三塁の3ポジションを守ることのできるユーティリティ・プレーヤーでもあり、来季以降も常勝軍団・ドジャースにおいて貴重な戦力となりそうだ。

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