ツキノワグマ殺処分、体重80キロ…相次ぐ捕獲、警戒強化 民家で荒らされる被害あり、わなを設置していた

クマを捕獲=飯能市

 埼玉県飯能市は22日、同市下名栗の民家で雄のツキノワグマ1頭を捕獲したと発表した。市内では7月13日と今月9日にも、ツキノワグマが捕獲されており、市が警戒を強化している。

 市農業振興課によると、今回捕獲されたツキノワグマは体長130センチ、体重80キロで推定6歳。民家でコイのいけすが荒らされる被害があり、市鳥獣被害対策実施隊員が箱わなを設置、20日の午前7時半ごろクマが入っているのを確認したという。クマは殺処分された。

 県みどり自然課によると、7月末時点での県内のクマ出没件数は30件。そのうち、わなにかかるなどして捕獲したのは4頭で、人的被害は出ていないという。

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