落ち着かない天気 週後半は雨の地域多く 東・北日本で大雨のおそれも

 北日本はきょう夕方にかけて、発達した雨雲のかかる所がある見込み。局地的に激しい雨の降るおそれがあるため、大雨による土砂災害や低地の浸水、河川の増水に十分な注意が必要となる。東・西日本も大気の状態が不安定で、今夜にかけて雨や雷雨の所がありそうだ。

雷雨注意

 前線が通過する影響で、北日本は今夜にかけて断続的に雨や雷雨となり、局地的に激しく降るおそれがある。北海道の日本海側は次第に天気が向かうが、この方面は強風や高波に注意が必要となる。東日本は北陸や関東北部、東海で今夜遅くにかけて雨や雷雨の所があり、近畿や中国地方でも天気の急な変化に注意が必要だ。なお、北陸や西日本を中心に、うんざりするような暑さが続くため、熱中症対策を万全に行いたい。

東・西日本で不安定

 あす24日(水)は北日本で晴れ間が多くなるが、西日本の日本海側を中心に雨の範囲が広がる見通し。日中、日差しがある太平洋側でも、午後は東海や四国で激しい雷雨の所がありそうだ。北陸はきょうより気温が下がるが、東海から西の太平洋側は、まだ35℃前後の厳しい暑さが続く見込み。

週後半も大雨か

 25日(木)は東・西日本で不安定な天気が続き、日中は北陸や東海、近畿、山陰にかけて雨が強まるおそれがある。今月、たびたび大雨に見舞われている地域では、再び交通機関に何らかの影響が出る可能性があるため、今後の気象情報に注意が必要だ。その後、26日(金)は北陸や東北で雨が強まり、週末にかけても北日本を中心に雨の長引く所がある見込み。

(気象予報士・高橋和也)

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