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長崎県内の伊勢エビ漁が21日解禁された。五島市富江町の漁港では22日未明から、漁師が水揚げ作業にいそしむ姿が見られた。
五島は長崎、西海両市とともに県内の主な産地。漁を始めて50年以上になる平野久幸さん(70)は、前日に仕掛けた網を引き揚げて漁港に戻り、妻清美さん(71)と一緒に作業。足や触角が折れないよう慎重に手かぎを使って網を外し、いけすに入れた。
この日は、大きいもので体長約30センチの伊勢エビを10匹ほど水揚げした。漁協を通じて長崎市や福岡市の市場に出荷する。平野さんは「初日にしては良かった。1カ月で100キロぐらい水揚げできれば」と期待した。漁は10月ごろまで続けるという。
伊勢エビは、県漁業調整規則で5月21日から8月20日を禁漁期間としている。