1部上位目標に上富田で合宿 ラグビーの花園近鉄ライナーズ

歓迎セレモニーであいさつする花園近鉄ライナーズの野中翔平主将(22日、上富田スポーツセンターで)

 国内ラグビー「リーグワン」に所属する花園近鉄ライナーズ(大阪府東大阪市)が22日、和歌山県上富田町朝来の上富田スポーツセンターで合宿を始めた。今季のリーグ戦で1部昇格が決まり、12月に開幕するシーズンに向けてチーム力を高める。

 花園近鉄が上富田で合宿するのは昨年に続いて5回目。来季に向けて初の全体練習となり、選手、スタッフ合わせて約70人が参加した。

 22日は上富田スポーツセンター球技場で町による歓迎セレモニーがあり、奥田誠町長や県ラグビーフットボール協会の役員、スポーツセンターで練習していた熊野高校ラグビー部員らが参加。奥田町長は「上位進出を目指してしっかりとトレーニングに励んでいただき、自然に囲まれたこの地で身も心もリフレッシュしてほしい」と述べた。

 花園近鉄の野中翔平主将は「昨年、ここでキャンプをして自分たちの掲げた目標を達成できた。今年もチームとして、個人としてもしっかり成長し、有意義なキャンプにしたい」とあいさつした。チームは1部のリーグ戦で12チーム中、プレーオフに進出できるベスト4入りを目標にしているという。

 上富田の合宿では午前、午後の2部に分かれて練習する。24日はすさみ町のすさみ海水浴場でアウトドアを楽しむ。練習は26日の午前に終了する。見学は自由。

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