ゴーヤーの大きさ競う「ごーやーすーぶ」、SNS駆使しコロナ禍の級友つながる 優勝は53センチ、1.3キロ 沖縄・本部町

 【本部】沖縄県本部町立上本部中学校第24期生(1972年卒業)の「ごーやーすーぶ(勝負)」が1日、本部町内で開かれ、仲宗根裕万(ひろかず)さん=町在住=が長さ53センチ、重さ1320グラムで優勝した。コロナ禍で同級生の模合や旅行の機会が少なくなったため、全国の同級生による「ごーやーすーぶ」を計画し、交流を深めた。

 勝負には富山県、大阪府、千葉県、熊本県、県内から24人が参加した。今年4月から準備して、7月31日までの期間で競われた。

 県外は種を郵送、県内は苗を配布し、それぞれの地域で頑張って育てた。ソーシャルネットワークサービス(SNS)を活用して写真で長さと重さなどを確認して審査が行われた。

 富山市から参加した石田幸江さんは「毎日ゴーヤーの“顔”を見に畑に行くのが楽しみだった。ゴーヤーからたくさんの元気をもらった。コロナ禍で楽しみが制限され落ち込みやすいので、みんなと共通の話題で楽しみができたことがうれしかった」と話した。

 成績は次の通り。(敬称略)

▽2位=富山とも子(うるま市)44センチ(1030グラム)

▽3位=川野富士子(名護市)42センチ(885グラム)

▽4位(特別賞)=石田幸江(富山県)40センチ(889グラム)

 (上間宏通信員)

© 株式会社琉球新報社