新日本プロレスとスターダムはIWGP女子王座の設立の正式決定とIWGP女子王座戦決定のスケジュール、11月20日(日)東京・有明アリーナで開催する合同興行『Historic X-over(ヒストリック クロスオーバー)』の第一弾カードを23日にオンライン会見にて発表した。
会見に登場した木谷高明社長(ブシロード)は「男子と女子の団体がこの規模で合同興行をやるというのは、日本でも初めてのことですし、当然世界を見ても例がない。考えれば、よく考えれば考えるほど、画期的なイベントではないかというふうに考えております」と説明。
また、IWGP女子王座については「7月29日のスターダムの戦略発表会においてですね、発表させていただきましたが、そのときの説明がやはり僕個人、ツイートもしてますが、丁寧さに欠けたんではないかなというふうに、ここは深く反省しております」
そして、「IWGPというこの4文字、歴代の王者のかたにも、いろんな思いがあるでしょうし、それを支えてきたファンのみなさまにもいろいろな思いがあるのは、十分承知でございます。まさにレスラーとファンのみなさんが一体となって創りあげてきた、歴史、伝統、権威だというふうに考えています」と説明。
さらに現在発売中の『Number』のアントニオ猪木さんの最後のインタビューを言葉を紹介しながら「『いつの時代も常識に縛られていては、新しいことを生み出すことはできない。俺がよくいう、“一歩踏み出す勇気”、“1mmの非常識”が、新日本プロレスを作ってきたといっておいてもいいかな』というふうに締められております。この言葉のようにですね、われわれは1mmの非常識、一歩踏み出す勇気をもって、新しい時代にチャレンジしていきたいなというふうに考えております」と語った。
IWGP女子王座について新日本プロレスの菅林直樹会長より「IWGP実行委員会が認定・管理する初の女子王座を設立いたします」と発表された。設立に伴い、初代王者決定トーナメントを開催も決定。スケジュールを菅林会長とスターダムのロッシー小川エグゼクティブ・プロデューサーが発表。
会見には棚橋弘至と岩谷麻優も出席して合同興行についてコメントした。
トーナメントのスケジュールは以下
●一回戦
10.2 新日本プロレス・ロンドン
10.22 STARDOM・後楽園ホール
●準決勝
10.23 STARDOM・アリーナ立川立飛大会
●決勝戦
11.20 新日本プロレス×STARDOM合同興行 有明アリーナ大会
そして、11月20日合同興行の第1弾カード3試合が決定した。
■ トム・ローラー朱里vsザック・セイバーJr.&ジュリア
■棚橋弘至&林下詩美vs後藤洋央紀&舞華
■タイチ&金丸義信と中野たむ&なつぽいvsエル・デスペラード&DOUKI&スターライト・キッド&渡辺桃
大会名:『Historic X-over(ヒストリック クロスオーバー)』
日時:2022年11月20日(日) 開場15:30 開始17:00
会場:東京・有明アリーナ
〈写真提供:新日本プロレス〉