【最新】「複数の人が倒れている」スズキ本社の食堂で14人が体調不良一酸化炭素中毒か 2人が一時意識失う=静岡・浜松市

8月23日昼過ぎ、静岡県浜松市南区の自動車メーカー「スズキ」の本社の食堂で、調理をしていた従業員が倒れるなど14人が体調不良を訴えました。このうち2人が一時、意識を失っていて、一酸化炭素中毒の疑いがあるということです。

<井手春希アナウンサー>

「救急隊員が建物内に入っていきます。先ほどから救急隊員、消防隊員らが建物内に出たり入ったりを繰り返しています」

23日午後0時50分過ぎ、静岡県浜松市南区高塚町にある自動車メーカー「スズキ」の本社で、「給食をつくっている場所で複数の人が倒れている」と従業員とみられる女性から消防に通報がありました。

<野田栞里記者>

「事故から1時間以上が経っていますが、いまも複数の消防車・救急車が出入りしています」

スズキや消防によりますと、本社1階の食堂にある厨房で14人が体調不良を訴えました。このうち40代と50代の女性2人が一時意識不明となり、あわせて14人が救急搬送されましたが、全員命に別状はないということです。

体調不良を訴えたのは、いずれも調理を担当している従業員で、一時意識を失った50代女性は病院で一酸化炭素中毒と診断されました。

<浜松市消防局>

「体調不良の方が複数いますよということで、どういったものが充満しているかわからないので測定しながら入るが、そこで一酸化炭素の検出がされた」

現場は厨房の中の洗浄室と呼ばれる場所で、消防のこれまでの調査で現場からは一酸化炭素が検出されています。

消防は何らかの理由で発生した一酸化炭素中毒の疑いがあるとみて調べを進めています。

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