<新型コロナ>死亡者は依然多く…埼玉19人死亡、5877人感染 さいたま、川越で60人規模クラスター

埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは23日、新型コロナウイルスに感染していた19人が死亡、新たに5877人の感染を確認したと発表した。先週火曜の感染者数は5940人で、前週の同じ曜日を8月18日以来5日ぶりに下回った。内訳は県発表が2996人、さいたま市2103人、川口市344人、川越市200人、越谷市234人。

 これまでに確認された感染者は100万578人、死者は1952人(23日午後6時現在)。

 22日夜時点の重症者は34人、感染者の入院は1597人、宿泊療養884人、自宅療養7万2150人。退院・療養終了は90万9751人。

 県によると、県管轄では70~90代の男女5人が死亡した。感染の詳細が判明したのは未就学児~90代の男女2996人。みなし陽性者は100人。クラスター(感染者集団)関連では、これまでに感染が確認されていた医療機関などの計20件で1~10人が感染した。新たに高齢者施設3件で7~24人が感染した。会食で感染が疑われるのは未就学児~60代の男女29人。ワクチンを4回接種していた10~90代の男女171人、3回接種していた10~90代の男女1008人、2回接種していた未就学児~80代の男女534人が感染した。

 さいたま市によると、70代男性2人、70代女性、90代女性、100代女性の計5人が6~21日に死亡した。90代女性はクラスターが発生した西区の介護老人福祉施設の入所者で、市内医療機関で死亡した。感染が判明したのは10歳未満~100代の男女2103人。見沼区の介護老人福祉施設で、50~100代の入所者46人、職員19人の計65人の感染が判明し、クラスターと認定した。

 川口市によると、感染が判明したのは10歳未満~90代の男女344人。

 川越市によると、70~90代の男女6人が7~15日に死亡した。感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満~80代の男女200人。みなし陽性者は2人。市内の2施設でいずれも22日にクラスターの発生が認定された。医療機関では7月30日~8月22日に40~90代の入院患者27人と職員37人の陽性が判明。有料老人ホームでは1~18日に、70代~100歳以上の入所者18人と、30、40代の女性職員2人の感染が確認された。

 越谷市によると、50代女性が7月29日、90代以上の女性が7月31日、80代男性が8月5日に死亡した。感染が判明したのは10歳未満~90代の男女234人。みなし陽性者は6人。

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