
松山市の伊予鉄グループは8月、地元を代表する銘菓「タルト」の包装紙デザインで路面電車の車両をラッピングした「タルト電車」の運行を始めた。地元銘菓を観光客らにアピールすることが狙いで、同市のタルトメーカー「一六」と連携した。
松山のタルトはカステラ生地であんを巻いたロールケーキ状のお菓子。車内にはタルトにまつわる豆知識や松山で広まった経緯などを記した年表を掲示し、つり革には模型を装飾。一六の玉置剛社長(41)は「親しみを持つきっかけになってほしい」と期待を込める。
タルト電車は1両だけで、伊予鉄グループの担当者は「乗れたら幸運です」と話している。