<新型コロナ>累計100万人超に…埼玉の感染者、高止まり続く 自身も感染の知事「学校での対策重要に」

2021年8月23日~2022年8月22日の感染者推移(単位:人)

 埼玉県の新型コロナウイルス感染者が23日、累計で100万人を超えた。県内では2020年2月、中国湖南省武漢市からチャーター機で帰国した男性の感染を初めて確認。これまでに、新型コロナ特措法に基づく3度の緊急事態宣言や、全63市町村が対象となる、まん延防止等重点措置、それに伴う飲食店などへの時短営業要請などの感染拡大防止措置が行われてきた。

 今夏の第7波では1日当たりの新規陽性者が急増。7月21日に初めて1万人を超え1万821人が確認され、8月5日には過去最多の1万3991人となった。

 新規陽性者数が高いレベルで推移していることについて、大野元裕知事は23日の定例会見で、近く、専門家会議を開き、今後の対応について諮問する考えを表明。「お盆を過ぎ、数字だけ見るとリバウンド(再増加)しているように見える。夏休みが終わり、これから学校が始まる中、感染拡大の可能性も懸念される。学校における感染防止対策が今後、重要になる」と述べた。

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