ORCとJAL共同運航 離島路線維持へ全国初、大手2社の系列越え 10月30日から

 オリエンタルエアブリッジ(ORC、大村市)は10月30日から、長崎県内離島と本土などを結ぶ路線の一部で日本航空(JAL)との共同運航を開始する。同系列の全日空(ANA)とは、すでに共同運航便があるが、離島路線の持続可能性を確保するため、全国で初めて大手2社の系列を越えた共同運航を始める。
 大手2社とORC、天草エアライン(AMX、熊本県天草市)、日本エアコミューター(JAC、鹿児島県霧島市)の計5社が、地域航空サービスアライアンス有限責任事業組合を設立。同系列のANAとORC、JALとAMX、JACはすでに共同運航便があるが、今後は離島路線で、系列を越えた共同運航便を持つ。
 ORCは現在、全7路線で1日おおむね36便をANAと共同で運航。10月30日からは、長崎-五島福江など5路線計22便がJALとの共同運航になる。全体の便数は変わらない。対象路線はJALでも販売する。8月30日から予約販売。


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