東京五輪唯一の公式記録映画「東京2020オリンピック SIDE:A/SIDE:B」のBlu-ray・DVDが10月26日発売決定

東京2020オリンピックの唯一の公式記録映画として、競技に臨むアスリートや大会関係者、そして一般市民ら非アスリートと、それぞれの観点で撮影し、公開された映画「東京2020オリンピック SIDE:A/SIDE:B」のBlu-rayとDVDが、10月26日に発売される。

1964年の東京オリンピックから56年ぶりに、東京での夏季オリンピック開催が決定したというニュースに、日本中は喜びに包まれた。しかし、その時には想像すらしていなかった厳しい状況が、開催年となる20年の始めから世界中を包んでいく。新型コロナウイルスという感染症が世界的に蔓延(まんえん)し、第32回オリンピック競技大会の開催は難しいと判断した国際オリンピック委員会(IOC)は、20年3月24日に史上初の延期を発表した。

時は流れ、21年夏、収まる気配のないコロナ禍。これも史上初となるほぼ無観客での大会開催が決まる。しかし、大会関係者の辞任などもあり、オリンピックという一大イベントに賛否両論がある中、7月23日にオリンピック史上最多の33競技339種目、17日間にわたる大会が開幕された。

オリンピック公式映画は、1912年の第5回ストックホルム大会以来、撮り続けられており、今回は東京2020オリンピックの開催前から、大会終了後までのおよそ750時間、5000時間(19年7月24日~21年8月9日)の「事実」と「真実」を収めている。本作を手掛けるのは、「萌の朱雀」「殯の森」「2つ目の窓」「あん」「光」「朝が来る」など、数々の映画で世界的評価も高い河瀨直美監督。

今回、「SIDE:A」と「SIDE:B」という二つの目線で大会を見届けた河瀨監督。「SIDE:A」では、異例続きの大会に臨む、日本、そして世界中から集まったアスリートを中心としたオリンピック関係者たちに、「SIDE:B」では、大会関係者、ボランティアスタッフ、医療従事者、競技が行われる会場の周りに集う一般市民、オリンピック中止を訴えるデモ参加者などに焦点を当てる。それぞれが持つ情熱と苦悩を、そのありのままの姿をすべて余すことなく伝えるためにカメラに収めており、今年開催された第75回カンヌ国際映画祭のオフィシャル・セレクション「カンヌ・クラシックス」部門にも選ばれた。

10月26日に発売されるBlu-rayとDVDは、「東京2020オリンピック SIDE:A」と「東京2020オリンピック SIDE:B」本編を収録。また、映画館などで流れた「特報1(30秒)」、「特報2(30秒)」に、90秒の劇場予告編といった特典映像も届ける予定。東京2020オリンピックを記録した二つの「事実」に、ぜひ注目してほしい。

【作品情報】

「東京2020オリンピック SIDE:A/SIDE:B」
10月26日発売
Blu-ray 10,450円(税込み/2枚組)
DVD 8,580円(税込み/2枚組)

コロナ禍、延期、さまざまな問題、そしてやっと迎えた1年遅れのオリンピック開催。750日、5000時間の膨大な記録が映し出していたものは、フィールド上、競技場の内外、あらゆるところに満ちあふれていたパッションと苦悩。そのすべてをくまなく後世に残すために、映画監督の河瀨直美が紡ぎ出す「東京2020オリンピック」の二つの真実――。新型コロナウイルスで見えづらくなった“つながり”を見える化し、“オリンピックの在り方”と“日本の現在地”を突きつける。今後、オリンピックが進むべき道は? 本当の“新しい日常”とは? 二つの側面から、東京2020オリンピックの「真実」が見えてくる。

発売元:キノフィルムズ/木下グループ 発売元:TCエンタテインメント

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