日本語ポップスの先駆的クリエイター・漣健児の真の姿を探り出す『新しい音楽 漣健児とカヴァー・ポップス』、9月16日刊行!

『新しい音楽 漣健児とカヴァー・ポップス』が9月16日にシンコーミュージック・エンタテイメントより刊行される。 60年代カヴァー・ポップス黄金時代を築いた、日本語ポップスの先駆的クリエイター故・漣健児(さざなみけんじ)の仕事を現在の視点から紐解き、これまでにない地層にまで踏み込んだ論考、そして多くのミュージシャンや業界の重鎮の発言・証言から、その真の姿を探り出した一冊だ。 「ルイジアナ・ママ」「可愛いベイビー」「悲しき街角」「ステキなタイミング」「パイナップル・プリンセス」「好きさ好きさ好きさ」「砂に消えた涙」「五匹の仔ブタとチャールストン」といった日本語カヴァーのヒット曲から、ディズニーソング「ミッキーマウス・マーチ」や「赤鼻のトナカイ」等のクリスマス・ソングの訳詞まで、数多くの日本語訳を世に送り出した漣健児の仕事を、現在の視点から紐解く。 日本のポップスにおける漣の役割は、どのようなものだったのか。これまでにない地層にまで踏み込んだ論考、そして多くのミュージシャンや業界の重鎮の発言・証言から、その真の姿を探り出す。 弊社経営者としての草野昌一は、いかにして漣健児になったのか。漣健児(草野昌一)生誕90年、シンコーミュージック創立90周年を記念して出版される。

『新しい音楽 漣健児とカヴァー・ポップス』構成

◉カヴァー・ポップスの定義、漣健児の功績と技法(高護)

漣健児研究の第一人者であり、CD3枚組作品集『60年代の60曲~漣健児のワンダーランド』や書籍『漣健児と60年代ポップス』(1998年)の企画・監修を務めた高護による漣健児論の集大成。「子供じゃないの」「ルイジアナ・ママ」「可愛いベイビー」「ステキなタイミング」の譜面も掲載。

◉漣健児ロング・インタビュー

『漣健児と60年代ポップス』収録のインタビュー(取材・構成=高護、君塚太)をベースに、取材テープ起こしから加筆。

<「あの頃」の証言>

◉対談 漣健児×大瀧詠一

『漣健児 カバーポップスの時代』から再掲載。※FM大阪「スピーチ・バルーン」より、初出は『大滝詠一のゴー!ゴー!ナイアガラ!』(シンプジャーナル別冊/自由国民社)

◉インタビュー 弘田三枝子(構成=高護、黒沢進)

◉インタビュー 草野浩二(構成=吉田明裕)

『漣健児と60年代ポップス』から再掲載

◉インタビュー 高橋克彦

『漣健児 カバーポップスの時代』のインタビュー(聞き手=高護、黒沢進)を再掲載。

◉シンガー&ジャンル別 漣健児ディスク・ガイド①

弘田三枝子、飯田久彦、田代みどり、坂本九 ダニー飯田とパラダイス・キング、スリー・ファンキーズ、コニー・フランシス、ブルー・アイド・J-POP、ツイスト、ボサノバ&リズム、ユーロ・ヒッツ 『漣健児と60年代ポップス』から再掲載(構成=高護、小川真一 文=小川真一)

<私の好きな漣健児>

山下達郎(構成=君塚太) 大瀧詠一(構成=高護) 糸井重里(構成=君塚太)

(以上『漣健児と60年代ポップス』から再掲載)

近田春夫

新規取材(構成=君塚太)

◉シンガー&ジャンル別 漣健児ディスク・ガイド②

女性シンガー編、男性シンガー編、グループ編、映画音楽、ビートルズ etc、クリスマス&ディズニー、70年代 『漣健児と60年代ポップス』から再掲載(構成=高護、小川真一 文=小川真一)

<漣健児=草野昌一を送る言葉>

◉寄稿 渡邊美佐

(日本音楽出版社協会発行の追悼ブックレットから再掲載および修正加筆) ◉漣

健児

=草野昌一を語る 鼎談 朝妻一郎×堀威夫×飯田久彦 (日本音楽出版社協会【MPA】発行の追悼ブックレット掲載の鼎談を再掲載)

◉寄稿 本城和治、新田和長、湯川れい子

(日本音楽出版社協会発行の追悼ブックレットから再掲載および修正加筆)

<漣健児エッセイ>

「悲しみ」と「涙」の間でも 「ステキ」に明け暮れた 「かわいい」「思い出」の60年代 文=漣健児 (『60年代の60曲』(東芝EMI)のブックレットから再掲載)

◉漣健児 作品リスト

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