絵柄浮かび上がる 田辺市龍神村の田んぼアート

徐々に絵柄が浮かび上がってきた「田んぼアート」(23日、和歌山県田辺市龍神村安井で)

 和歌山県田辺市龍神村安井で、穂の色が違う3種類の稲を育てて田んぼに絵を描く恒例行事「田んぼアート」が今年も行われている。6月に田植えをした稲が育ち、絵柄が徐々に浮かび上がっている。

 「田んぼアート実行委員会」(冨田進委員長)が毎年続けている。田植えには、地元の龍神中学校と南部高校龍神分校の生徒も参加している。今年は、1枚の田に龍神温泉をアピールする温泉マーク、隣の田に「日本三美人の湯」にちなんで女の子がほほ笑んでいる絵を描いている。

 植えた稲は、稲穂が赤いベニキッチョウ、緑のミドリマンヨウ、黄のキヌムスメ。今はまだ緑や黄緑だが、この調子で育てば、9月には色づき始める見込みという。

 秋の収穫時期には、龍神中と龍神分校の生徒が稲刈りをする予定。

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