玉木宏 療法室で怪し気な退行催眠治療 鈴の音を聞かせて患者を0歳に 「この子は邪悪」本編映像

9月1日より劇場公開される、企画コンテスト「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2017」準グランプリの映画化作で、南沙良が主演する「この子は邪悪」から、心理療法室を営む花の父・司朗(玉木宏)が治療の一環として退行催眠をかけるシーンの本編映像が公開された。

椅子に座っている患者に鈴の音を聞かせた司朗は、目の前で指を∞の形に動かしていく。「7歳、6歳‥5歳」とカウントする司朗に対し、患者の目は指の動きと同じく∞に動いていく。「4歳‥3歳‥もっと戻るよ。2歳‥1歳‥0歳‥何が見えるかな?」と優しく声を掛ける司朗。すると、目を閉じてしまっていた患者はゆっくりと目を開き、無邪気に笑い出す。その姿を見た司朗は満足気に笑顔を見せながら、「楽しそうだね。そこにはお兄ちゃんもいるのかな?」と聞くと、患者は赤ちゃんのようにくすくす笑い出す。

物語の重要な鍵となる退行催眠については、サイコドクター(心理学専門家)が睡眠療法監修として参加している。実際に行われている前世療法などをモチーフにする事で、物語にリアリティを持たせている。

「この子は邪悪」は、恐ろしい出来事へと巻き込まれていく花を主人公とした作品。心理療法室院長・窪司朗の娘である花。かつて花の一家は交通事故に遭い、司朗は足に後遺症が残り、母は植物状態になり、妹は顔に重度のやけどを負った。心に深い傷を抱えていた花のもとに、母の心神喪失の原因を探る高校生・四井純が訪れ、花は純と次第に心を通わせていく。ある日突然、司朗が植物状態から目を覚ました母を連れて家に帰ってくるが、花は違和感を覚える。南沙良が主人公の花を演じるほか、大西流星、桜井ユキ、玉木宏が出演。本作が長編3作目となる片岡翔が、監督・脚本を務めている。

【作品情報】
この子は邪悪
2022年9月1日(木)より新宿バルト9他にて全国ロードショー
配給:ハピネットファントム・スタジオ
© 2022「この子は邪悪」製作委員会

© 合同会社シングルライン