【新型コロナ】横浜で13人死亡、3185人感染 新たなクラスター4件

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は24日、新たに50~100歳代の男女13人の死亡と、10歳未満~100歳以上の男女3185人の感染が確認されたと発表した。重症3人、中等症4人、軽症3130人、無症状47人で、1人の症状が分かっていない。

 市によると、亡くなった13人のうち、6人がクラスター(感染者集団)が発生していた市内施設の入居者。

 このうち、2人は同じ特別養護老人ホームに入居していた。磯子区の90代女性は6日に陽性が判明。13日、老衰で亡くなった。同区の別の90代女性は11日に陽性が判明。15日に老衰で亡くなった。

 また、別の2人はそれぞれ違う特別養護老人ホームに入居していた。

 瀬谷区の80代女性は19日に陽性が判明。20日に救急搬送されたが、同日亡くなった。死因は不明という。

 港南区の80代女性は20日に発症し、市内の病院へ救急搬送。同日に陽性が判明し、新型コロナで亡くなった。

 有料老人ホームに入居していた100歳代女性と介護老人保健施設に入居していた90代男性は、家族の同意が得られず、市は詳細を公表していない。

 瀬谷区の80代男性は17日に陽性が判明。22日に新型コロナで亡くなった。

 港北区の90代女性は9日に陽性が判明。21日に市内の病院に救急搬送されたが、同日に新型コロナによる呼吸不全で亡くなった。

 保土ケ谷区の50代女性は9日に陽性が判明。14日に悪性腫瘍で亡くなった。

 同区の80代女性は13日に陽性が判明。22日に新型コロナで亡くなった。

 ほか、70代女性と80代の男性と女性は、家族の同意が得られず、市は詳細を公表していない。

 新規感染者の年代別は20代が454人で最多。40代442人、50代415人、30代410人、10歳未満395人、10代300人、70代270人、60代253人、80代176人、90代60人、100歳以上10人の順だった。

 市内の新規クラスターは4件。特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、保土ケ谷、戸塚区の病院で5~9人の感染がそれぞれ確認され、市がクラスターと認定した。

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