タレの工夫でいつもの食材に一工夫!創作料理を簡単に食卓へ | HTB「イチオシ!!」1000円で家族4人が喜ぶご馳走レシピ

HTB「イチオシ!!」で人気の企画、「1000円で家族4人が喜ぶご馳走レシピ」。

今回この企画に協力してくれたのは札幌市白石区にある居酒屋ぽんぽこ。

ジャンルにとらわれないオシャレな創作料理で女性に人気のお店です。

そして番組のためにレシピを考えてくれたのは個性的な出で立ちの店主、村上さん。

28歳で料理の世界に飛び込むまではカメラマンや広告のデザインをしていたという生粋のクリエイター。

料理人としても高級和食店や居酒屋など幅広いジャンルを経験。

作り出す料理はそんな独特の経歴に裏打ちされた味はもちろんビジュアルもバツグンな品々です。

中でも村上さんの得意技はソースやタレのバリエーションが豊富なのが特長。

同じ料理でも、ソースやタレの組み合わせで全く違った味わいに仕上げるソースの達人が今回教えてくれるのは「お手軽に家族で楽しめる一味違った料理。」

それも、1000円で家族4人が満足できるレシピです。

使用する食材はご覧の通り。おうちにある調味料を除いてたった1000円以内という節約予算で一体どんなご馳走ができるのでしょうか?

1品目:焼き野菜の黄身ソース仕立て

焼き野菜が、ソースの達人ならではの技で大変身!かかった費用は4人分で161円。

野菜は黄身のソースに負けないうまみの強い野菜を使用します。

まず、フライパンでブロッコリー、長芋、パプリカ、カブと焼いていきます。

長芋は皮付きのままシャキシャキ感を残すように焼くのがポイント。

パプリカは焼くと甘みがでます。

カブは歯ごたえと彩りのために茎も残して使うのがおススメです。

野菜に火が入ったら一度フライパンからあげます。

そして、ここからがポイント。香ばしく焼いた野菜のうまみを引き立てる卵黄ソースづくりです。

熱していないフライパンに卵黄、ゴマ油を入れて混ぜます。

しっかり混ぜられたら醤油、酢、みりん、砂糖を加えて混ぜ、ここで中火にかけて"ふつふつ"するまで加熱して混ぜます。

そして水溶き片栗粉を入れて混ぜたら、火を止めます。これでソースは完成。

出来上がったソースに焼き野菜をよく絡めたら完成!

とろりと濃厚な黄身のコクと、ごま油の香りが野菜たちの旨味を引き立て、おしゃれな創作料理に返信します。

この黄身ソースはサラダのドレッシングや牛肉のステーキソースにも使えます。

是非お試しください。

2品目:お手軽に時短で出来る本格焼売

手間がかかりそうなイメージの焼売。とても簡単に作る方法をご紹介。

かかった費用は4人前で407円。

タネはダシが出てさっぱりとした味わいになる鶏ひき肉と海老を使用。

こちらをボールにあけたら塩、砂糖、酒、醤油、鶏がらスープの素を加え混ぜます。

豚肉の代わりにリーズナブルな鶏ひき肉を使うのでひき肉がそぼろ状になって食感と味に一体感が出にくいので、粘り気が出て肉が"立つ"感じになるまでしっかり混ぜます。

混ぜ終えたらごま油を入れます。

混ぜ終えてからごま油を入れるのは、下味をつける際に油膜で味がなじみにくくなるのを防ぐため。

別のボウルに刻んだ玉ねぎ、水で戻した干して刻んだ椎茸、片栗粉を入れます。

お肉と分けて片栗粉をまぶすことで野菜の旨味を閉じ込め、水分が出て水っぽくなることを防いでて美味しく仕上げます。

先ほど混ぜたお肉と合わせて軽く混ぜ合わせてタネが完成。

ここからはタネを皮で包む作業ですが、ここで登場するのが「食品カップ」。

焼売は包むときに「ヒダ」をしっかり作らなければ行けないですが、そのわずらわしさをカップに入れることによって軽減していきます。

まずは、椎茸を戻した汁に皮をくぐらせます。

水分を付けることで皮が固くなることを防ぐとともに、椎茸の戻し汁のうまみを皮に染み込ませます。

そうして皮とタネをカップに入れるだけで、本格的な焼売の形に!

簡単にできるので、お子さんと一緒に作って楽しむこともできますよ。

仕上げは電子レンジで。

ふっくらジューシーに仕上げるために、お湯をはったお皿にカップを乗せ、ラップをして600Wで3分加熱して出来上がり。

事前に皮を濡らしていることも、しっとり仕上がるポイントなんです。

そして焼売のタレも作ります。

焼売と言えば"からし醤油"が一般的ですが、今回の鶏肉を使用した焼売に合う濃厚なつけダレに。

作り方は醤油に溶かしたバター、ニンニクを入れて混ぜるだけ。

このタレは白身魚のムニエルやポテトサラダと合わせても美味しくいただけます。

3品目:タレの工夫でフライパンなのに"炭火焼豚丼"

おうちで簡単にできる本格的な豚丼。材料はこちらの通り。

まずは豚肉に片栗粉をまぶしていきます。

直接焼いてしまうと豚から肉汁が出て固くなってしまうことを防ぎます。

片栗粉がまぶせたら、油をひかずにフライパンで焼いていきます。

若干赤みがあってもタレと絡める際に火が入るので大丈夫。

風味と彩りをプラスするニラを入れてさっと炒めたら一度フライパンから上げます。

火を止めたフライパンに砂糖とお湯を入れてよく混ぜます。

砂糖が溶けたら火を入れてカラメルを作っていきます。

カラメルにすることによって炭火を使わずに炭火焼したような香ばしさが生まれます。

ここに酒、みりん、しょうゆ、さらに砂糖をさらに加えて味に深みを出していきます。

タレがひと煮立ちしたら焼いた豚丼とニラを入れて火を入れ、かるく混ぜ合わせたら完成。

カラメルによって香ばしさと苦みが加わった豚丼はまさにお店でいただく炭火焼豚丼。

ニラの風味と香りがプラスされた豚バラ肉の旨味はもはや説明不要のご飯泥棒!

このカラメルを混ぜるタレはてんぷらやお餅にかけても相性バツグンです。

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